ハウスクリーニングで開業しようと思ったら、ハウスクリーニング店で修行して個人で独立開業する方法から、ハウスクリーニングのフランチャイズ加盟して開業したり、ハウスクリーニングの開業支援を利用して開業したりと、様々な開業方法があります。
ハウスクリーニングで開業している人の中でも、成功されている方も居れば、廃業されてしまっているケースもあるのが実情です。
そこで、この記事では、ハウスクリーニング開業して失敗した人の原因や理由について調べてまとめてみました。
参考にしてもらえれば幸いです。
ハウスクリーニング開業で失敗した理由
ハウスクリーニング開業は、飲食店などの開業にくらべ初期費用が少なく、比較的開業しやすいビジネスになります。
また、独立開業やフランチャイズを紹介する雑誌やサイトでも、ハウスクリーニング加盟店募集はつねに紹介されており、開業して成功した方が紹介されていることもあります。
しかし実際には、開業してみたものの失敗してしまったという方も沢山いらっしゃします。
ここからは、ハウスクリーニング開業の失敗した原因・理由をご紹介いたします。
失敗理由1.安易な考えで開業してしまった
お掃除なら出来そうと甘く考えていた
ハウスクリーニングのお仕事というと「ハウスクリーニングは、お掃除の仕事だし自分にもできそう」というイメージをお持ちの方がいらっしゃいます。
あるハウスクリーニングフランチャイズの加盟店募集でも加盟店の90%が未経験から始めていると紹介されています。
ハウスクリーニングの仕事の経験がなくてもフランチャイズ加盟したり、独立支援の研修や講座を受講することで技術を教わり開業できます。
「お掃除の仕事なので研修を受ければ自分でも開業して成功できるかも」と思いがちなのです。
しかし、実際に開業してみれば、汚れの種類は無数にあり洗剤の専門知識なども必要になります。日々の勉強も必要です。
エアコンクリーニングにしても、自動ロボット掃除機能がついたエアコンなども複数メーカーから発売されています。メーカーによって分解の仕方も違います。
数日間の研修でマスターした事だけでは知識も経験も足りないのです。
簡単にできるかもと思って開業したものの・・・ハウスクリーニングの仕事は、日々勉強をしながら経験を積んでいく必要があります。
そのためハウスクリーニング開業後に、現実の厳しさ思い知ってしまい、結果として廃業に追い込まれる訳です。
開業計画が甘かった
自分で開業、起業する際には、開業後の売上はこの位で、販促方法は・・・といったように開業計画されるのが一般的です。
また、個人でハウスクリーニングを開業する場合でも、フランチャイズ加盟して開業する場合でも、開業計画しています。
ただ、フランチャイズ加盟で開業される方の中に、フランチャイズ説明会で紹介された売上予測通りいくと思っていたが、実際はかけ離れていた方がいらっしゃいます。
- フランチャイズ本部の計画どおり行くと思った
- 本部支援があるので大丈夫だと思っていた
- 加盟説明会で聞いた数字と実際が全く違った
結局、売上予測と実際の数字がかけ離れてしまうと、「ロイヤリティの支払いもできなくなり廃業した」「ローンやリースの支払いもできなくなり廃業した」という流れになる訳です。
失敗理由2.儲からなかった
ハウスクリーニングのテレビCMで、人気の俳優さんがエアコンクリーニングの宣伝をよく見かけます。
ハウスクリーニングのシュミレーションでよく使われるエアコンクリーニングですが、
エアコンクリーニング1台15,000円×1日5台=75,000円の売上
などと紹介されているのを目にしました。
確かに計算上の売上はそうなりますが、ハウスクリーニング開業後にこれと同じ売上を作ることができるでしょうか?
未経験からハウスクリーニングを開業して、ここで紹介しているエアコンクリーニングなどの高収益の仕事が安定してとれる程、ハウスクリーニング業界は甘くありません。
下請けの仕事ばかりで儲からなかった
チラシポスティングをしたり、新聞折り込みをしたり、新規のお客様からのお仕事を受注するために営業活動をすると思いますが、なかなか仕事に繋がらないというケースも多いです。
そのため、ハウスクリーニング開業したての人に多いのが、同業者からの下請けの仕事をはじめます。
しかし、下請けの仕事は、
「安い単価の仕事でやってもやっても利益が出ない」
「バイトしてた頃と同じような稼ぎにしかならない」
などの、安い単価で請け負っているため儲からないといった声がある訳です。
未経験からハウスクリーニングを開業した人にとって、下請けの仕事は、本来経験を積むチャンスだったりもするのですが、
「何とか生活していける位の稼ぎでは、何のために開業したのか?」とも当然思う訳です。
フランチャイズで開業した場合などは、ロイヤリティーの支払いもある訳で結局手元にお金が残らないなんて場合もあります。
結局、毎日仕事をやってもやってもまったく儲からないから廃業するという流れになります。
価格競争で儲からなかった
ハウスクリーニングを開業する人の集客方法の1つに、マッチングサイトがあります。
ハウスクリーニングを頼みたい人と、ハウスクリーニングのサービスを提供したい人をマッチングしてくれるサイトです。
ハウスクリーニングのマッチングサイトには、当然同業者も登録しており、サービスや内容で勝負するのではなく、価格競争になりがちな面があります。
そうすると仕事を受注するために価格下げる。次はライバルが下げる。また自分が下げると価格競争になります。
マッチングサイト経由の仕事はあるが利益がでない、という同業者からの下請けの時と同じ状態になります。
ハウスクリーニングは儲からないから廃業するという流れになります。
まとめ
ハウスクリーニングを開業して失敗する原因や理由についてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか?
ハウスクリーニング=お掃除
ということで仕事が簡単なのではないか?
自分にもできるんじゃないか?
と容易に考えて初めてみたものの、現実は違ったというケースがありました。
実際にハウスクリーニングを開業してみると、お掃除の知識や技術を求められる現場も多数あり、簡単や容易とはかけ離れている事が分かります。
また、フランチャイズ加盟してハウスクリーニング開業した方の中には、「フランチャイズ本部の支援があるので大丈夫」「 フランチャイズ 本部が何とかしてくれる」とフランチャイズ本部を信じすぎて開業して失敗したケースも多数ありました。
このページでは、ハウスクリーニング開業に失敗した事例を沢山紹介しましたが、ハウスクリーニングで開業している人の中には、もちろん成功している人も沢山いらっしゃいます。
ぜひ、このページで紹介した失敗事例を参考にして、あなたのハウスクリーニングの開業に活かして頂ければ幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。
あなたの成功を応援しています。