ハウスクリーニングの仕事を始めたいと思って、インターネットでハウスクリーニングについて調べてみると
「ハウスクリーニングは儲からない」
といった内容の口コミをよく目にします。
これからハウスクリーニングの仕事を始めたい方や、ハウスクリーニング屋を開業しようと検討している方ならば、日本では高齢化が更に進むし、共働き家庭も増えていく訳で、ハウスクリーニングが儲からないってどういう事なんだろうと思っていることではないでしょうか。
そこで、「ハウスクリーニングが儲からない」と言われる理由について調べてまとめましたのでご紹介いたします。
売上が作れない
ハウスクリーニングが儲からないと言われる理由に
「売上が作れない」ことが挙げられます。
売上についての理由をご紹介いたします。
広告宣伝がうまくいかない
ハウスクリーニング業を始めるにあたり販促計画が甘いケースがあります。
ポスティングや折込チラシ、インターネットで宣伝すれば、容易にハウスクリーニングの依頼が来ると思っているケースです。
しかし、ハウスクリーニング業を開業して広告宣伝してみたものの、思った程の効果が出ず、広告宣伝活動自体を辞めてしまうといった人もいます。
実際には、開業当時などは自分でチラシポスティングしているケースも多く、チラシを撒いても反響がないからとモチベーションが下がってしまいチラシを辞めてしまう人の気持ちも分かります。
ただ、仕事がないからチラシを配布して宣伝しているのに、チラシの効果が薄いからとチラシ配布自体を辞めてしまうと更に、仕事が更になくなっていきます。そしてどんどん経営が悪化してしまう訳です。
結局、広告宣伝活動が足らないままで、ハウスクリーニングの売上を作ることができず、ハウスクリーニングは儲からないといった理由につながります。
営業が難しい
ハウスクリーニング業を開業時の集客ですが、一般的には、新聞広告や折込チラシ、ホームページなどを使い宣伝して、見込客を集めていきます。
そして見込み客に対して、お見積り金額を提示する訳なのですが、営業力が低く受注まで至らないといった人がいます。
元々、ハウスクリーニング業の開業の場合、ハウスクリーニング業界出身から独立開業したり、フランチャイズ本部の研修を受けて開業している人たちがほとんどです。
そのためハウスクリーニング開業する方は、お掃除スキルは持っています。
しかし営業スキルはもっていないケースがあります。
結局、営業スキルが未熟で受注することができないと、掃除スキルを発揮することもできません。
特にホームページなどインターネット経由のお客様は、複数の業者と比べて比較検討する訳です。
どうしても同業者と比較されることになりますので、経験豊富な営業スキルをもった方と、開業したてのあなたが比較された場合、失注することが増えるのも当然です。
見込み客は集まったけど、ライバル同業者と比較されてしまい受注まで至らず、仕事がない状態が続くと、受注するために大幅値引きや採算度外視した割引をして仕事を受注するようになります。
結局、値引きをした安い仕事では、利益がありません。
利益のない仕事をいくらしたとしても儲からないといった理由につながります。
安い下請け仕事をしている
ハウスクリーニングの仕事には、
- 直受注の仕事
- 下請けの仕事
の2種類があります。
直受注の仕事とは
自分でチラシやホームページで見込み客を集めて、自分が受注した仕事の事です。
下請けの仕事とは、
不動産業者やハウスメーカーなどが受注した仕事を、下請け業者として仕事を貰い、仕事をする事です。
例えば、料金の比較です。
1Kアパート、マンションの空室クリーニングの場合
有名FC 24,000円~48,000円
ポータルサイト 9,800円~20,000円
下請けの場合 7,000~15,000円
上記のように下請けの仕事の場合、
直受注と比べて、単価が極端に安い場合があります。
お客様は不動産屋さんに引越し退去時に30,000円で依頼します。
ハウスクリーニング業者は、10,000円とか15,000円で依頼されます。
中には、1kが7,000円とか8,000円なんて金額の場合もあります。
下請け仕事の単価は、特に安いケースがあります。
その理由は、仕事量があるためです。
1kアパートなら、1日2-3件。
1週間で10-15件というように件数をこなすことが可能です。
引っ越しシーズンとなると更に増えます。
安い下請け仕事でも、暇を持て余す位なら単価は安くても数こなして稼げればいいかと考えます。
ただ、下請けの格安金額の仕事では、例え赤字にならなかったとしても、儲かるようなことはなく、ハウスクリーニングは儲からないという理由につながります。
低価格勝負の料金設定をしている
ハウスクリーニングの集客をインターネット中心にしている場合、ライバル業者と比べて最安値に設定してしがちです。
インターネット上では、どうしてもライバルと比較される訳です。
そのため、受注したいと思い、料金を同業者と同じ金額かそれ以下に設定してしまう訳です。
次はライバルが値下げをしてきます。
それを見て更に料金を下げます。
これを繰り返していくと、受注はできるけどまったく利益がでない、儲からない仕事を毎日することになります。
特に、ポータルサイトに登録して仕事を受注しようとしている場合、価格競争につながりやすいです。
料金を下げることは、頭を使うこともなくいつでもできる簡単な事です。
ただ、資金力がない人が価格競争をした所で、勝ち目はありません。
価格を下げた分だけどんどん消耗していき、ハウスクリーニングは儲からないという理由につながります。